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表1 HUGH-JONESの呼吸困難の程度分類

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しい呼吸困難からゼロまでを10段階に分けた、かなり細かいものです。最近ではよく用いられていますが、一般臨床上ではヒュー・ジォーンの分類か、安静時呼吸困難のある患者では安静時を5段階評価をするほうが実際的でしょう。
さて、ここで注意したいのは、呼吸困難は自覚症ですので、呼吸困難の強さは必ずしも低酸素血症の程度と平行するものではないということです。すなわち、軽度の低酸素血症でも、激しい呼吸困難を訴える患者もあるし、また一方では、Pao2が安静時60?Hgくらいしかなくても、呼吸困難をほとんど訴えないで、軽い労働をしている患者もいます。これは低酸素血状態への慣れといってもよいでしょうし、また、呼吸困難の発生の機序が異なることなどが影響していることもあります。
?せき・たん
せき・たんは呼吸困難に伴っていることが多いことはご存知のとおりです。せき込みやたんが切れないことは呼吸困難を増加させます。しかし、せき・たんは低酸素血症に直結した症状というわけではありません。
?動悸・めまい・頭痛・四肢冷感
動悸は、酸素不足状態を血液循環を促進することで補おうとするために出現する自覚症といってよいでしょう。また、めまいや頭痛は脳循環

 

 

 

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